再生可能エネルギーの導入

次世代電力ネットワークといわれる「スマートグリッド」について、基本的な仕組みから導入によってもたらされる変化などをわかりやすくまとめています。
MENU

再生可能エネルギーの導入

再生可能エネルギー(Renewable Energy)とは、石炭・石油・天然ガスなどの有限な資源である化石燃料を使用して生み出すエネルギーとは異なり、太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部など自然界に常に存在するエネルギーのことです。

 

その大きな特徴は、以下の3点です。

 

  • どこにでも存在する
  • 枯渇しない
  • CO2を排出しない

 

再生可能エネルギーにはいくつか種類がありますが、その中で最も注目されているのは、風力発電や太陽光発電のような自然エネルギーによる発電です。

 

 

日本のエネルギー自給率は4%

日本は化石燃料がほとんど産出されない国です。そのため、エネルギーの多くを海外からの輸入に頼っており、自給率はわずか4%と言われています。さらに輸入はサウジアラビアなどの中東地域から行っていますが、中東といえばこれまで何度も紛争が繰り返されてきた地域であり、その度に燃料の価格が上がったり、輸入が滞ったりして、振り回されてきました。

 

それが、再生可能エネルギーにシフトできれば、資源が乏しい日本でも自給率が大幅に向上し、海外からの輸入に頼らなくてもよくなります。

 

化石燃料も使わずCO2も排出しない

地球温暖化ガスのひとつであるCO2(二酸化酸素)の主要な排出源は、石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料を使う発電所です。
ですので、電気を化石燃料を使わない再生可能エネルギーで生産できれば、地球温暖化防止ならびに化石燃料の枯渇問題の両方の対策となります。

 

 

このようにメリットが目立つ再生可能エネルギー(自然エネルギー)ですが、デメリットも当然あります。
かなり以前から、再生可能エネルギーへシフトする動きが盛んになっていますが、なかなか普及しないのはそのデメリットを解決するのが困難であるからと言えます。

 

 

再生可能エネルギーの問題

自然エネルギーによる発電は、天候次第で出力が大きく変動し、とても不安定です。
また、発電効率も悪く、発電施設は巨大になります。その施設を建てるためには、広い敷地が必要になります。

 

例えば以前に、1日に最大4万9,000kWを発電できる施設を建設するという太陽光発電事業が持ち上がりました。
計画では、35万坪の土地に太陽光パネル20万枚余りを設置するとされていましたが、それだけの広い土地を確保するのは困難を極め、結局、頓挫してしまいました。

 

であれば、分散して施設を建てればどうかなどの考えが浮かびますが、これまでの送配電系統は天候によって変動する電源を想定しなかったため、自然エネルギーによる発電を大量に受け入れるのは困難です。

 

太陽光発電に限らず、自然エネルギーを使った発電は出力が不安定なものが主流なので、それらの問題を解決するためには、新しい系統制御方式の導入が必須と言えます。そして、その基盤となるものがスマートグリッドです。

このページの先頭へ